「歯ブラシをして歯肉から出血する方は要注意」 現在ではご存じの方も多くいらっしゃると思いますが、歯を失う最大の要因である歯周病は歯を失うだけの病気ではありません。 歯周病は細菌感染症であるため、「全身の健康状態が歯周病の進行や口腔の健康に影響を及ぼすだけでなく、逆に口腔の健康状態が全身に影響を及ぼす」ことが確認されており、「歯周病と全身疾患」という構図が歯科だけでなく医科でもスポットライトをあびるようになり、最近になり「国民皆歯科検診制度」の導入が検討されるようになりました。 これは、「国民皆歯科検診」を実施し国民の口腔内環境を改善することにより全身の健康状態を保ち、結果、健康寿命を延ばして将来の医療費を抑制しようという試みです。 今後も更に、「歯周病と全身」の関係についての研究が進んでいくと思われますが、すでに現在までにその関連が示唆されているものには、 ・低体重児早産 ・さまざまな妊娠合併症 ・心血管疾患 ・U型糖尿病 ・肺炎 などがあります。 当院では、一般的な歯周病治療の他にも、プラズマレーザーを用いた処置、歯周外科処置や歯周再生療法を用いることにより、高度に進行した歯周疾患についても、その進行を止めることが可能となることがあります。 もちろん、保険診療の範囲内でも歯周病の状態を各段に改善することが可能です。 あきらめる前にぜひ当院にご相談ください。 *すべての進行した歯周病の歯について、抜歯せずに処置できるわけではありませんが、各種検査をもとに慎重に診断を行い、治療法につきましては患者さまのご希望を最大限に尊重致しますので安心してご相談ください。 |